泰山先生の 「三国志演義」の世界
およそ、500年前、
文字化された小説「三国志演義」は、
今なお中国の人々の心の中に
生き続けています。
「義」をキーワードとする登場人物を紹介し、
その人気の秘密に迫ります。
近年スペインで発見された資料も紹介します。
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魏、呉、蜀の領地 |
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魏:曹操孟徳(そうそうもうとく) |
一回目:「義によって結ばれた三人の男たち」(桃園結議)
「三国志演義」は劉備・関羽・張飛の三人が
滅亡寸前の漢王朝の再興誓う「桃園結議」の
場面から始まる。
「義」で結ばれた 劉備、関羽、張飛の三人に対し
「不義」の代表格 呂布の性格に込められた
作者の意図を探ります。
二回目:「関羽と曹操の終わりなき戦い」(千里独行)
当初は協力しあっていた曹操と劉備であるが、
やがて反目するようになる。
曹操の捕虜となった関羽は、手厚くもてなされ
曹操の陣営に入るように勧誘されるが、
これを拒否。
忠誠心にもえる関羽の魅力に迫ります。
三回目:「孔明、東風を呼んで曹操を破る」(赤壁の戦い)
「赤壁の戦い」の場面を紹介しながら、軍師 孔明の
活躍と「義」の関羽を解説します。
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孔明、真冬に東南の風を呼ぶ (スペイン・エスコリアル宮殿所蔵本の挿絵) |
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蜀:劉備玄徳(りゅうびげんとく) |
井上 泰山(いのうえたいざん)氏のプロフィール
関西大学文学部教授。
中国文学の著書と講演活動を多数。
海外での漢籍の調査を行う。
著書
「花関索伝の研究」
「董解元西廂記諸宮調研究」
「元刊雑劇の研究」(汲古書院)
「三国志通俗演義史伝(上・下)」
「三国劇翻訳集」
「中国近世戯曲小説集」
「漢籍西遊記」
「中国文学史新著(増訂本)」(上中下)(関西大学出版部)
「スペイン点描」(新風舎)」
開催日 | 平成28年2月21日、28日、3月6日(日) | |
時間 | 午後13:30~15:30 | |
定員 | 40名 | |
参加費 | 1800円(3回) | |
持参 | 筆記用具、ノート | |
締切 | 2月18日(木) | |
講師 | 関西大学文学部教授 井上泰山 |
お問い合わせは会館へ
連絡先
TEL 06-6699-1100
FAX 06-6697-8080